フランス滞在3日目、今日は朝からル・コルビュジエが妻イヴォンヌのために建てたという、小さな建築物を見に行きました。
2009年8月25日
【3日目】 休暇小屋(カップマルタン)
Address : Sentier Massolin, 06190 Roquebrune-Cap-Martin, France
大きな地図で見る
休暇小屋を見るため、朝8時に海へと向かいました。山頂にあるホテルから海へと石段をずっと下りていくと海沿いに「プロムナード ル・コルビュジェ」という道があります。これに沿って歩いていけば、休暇小屋にたどり着きます。

「プロムナード ル・コルビュジェ」の看板。この道はRoquebrune-Cap Martin駅前からはじまっている
プロムナード ル・コルビュジェから休暇小屋を見下ろしたところ

休暇小屋外観
ただし、休暇小屋に着いたとしても「ここが休暇小屋」というサインはないため、通り過ぎてしまわないよ う、Roquebrune-Cap Martin駅を背にして右下にある建物を注意して歩きましょう。
(私は気づかず通り過ぎてしまいました)
休暇小屋がわからずに道に迷っていると、海水浴に行く途中の男性が「コルビュジエの小屋ならあそこだよ」と親切に教えてくれました。 さらに「世界中のたくさんの人が見に行くけれど、あれのどこがいいの? 小さくてみずぼらしい小 屋じゃないか」と彼から質問されてしまいました。
休暇小屋は「プロムナード ル・コルビュジェ」から海側に少し入ったところにある8畳程度の小さな小屋です。外観には、これまでコルビュジェが建ててきた建築物のような人の目を釘付けにする造形や色彩はありません。
コルビュジエが設計した「人間が生活できる最小の家」は、 建築を通して人間の生活を考え続けた彼の実験的な建築物です。
休暇に訪れたコルビュジェ夫妻にとって、この空間はみずぼらしいとは逆で、 お互いを見つめることができる豊かな時間だったと、私は想像するのです。
今回の旅行では時間が合わず、残念ながら建物内の見学はできませんでしたが、週2回のガイド・ツアーに参加すれば 建物の中に入って見学ができます。
2007年に森美術館で開催された「ル・コルビュジエ展」で、休暇小屋の内部が再現されていたのを思い出し、私はそれを手がかりに内部を想像しながら、しばらく滞在しました。
小屋が建っている位置からは、南国らしい植物越しに地中海の海が見えます。

休憩小屋よりさらに小さな仕事場
休暇小屋の近くには仮設倉庫のような建物もあります。
旅行後に知ったのですが、これはコルビュジエが夏に利用する仕事場なのだそうです。
こちらは休憩小屋よりさらに小さくて、4畳もないのではないでしょうか。

休暇小屋の窓から見えるであろう景色。コルビュジエもこの景色を眺めて過ごしていたのだろうか
小屋を後にして、近くのビーチへ行きました。
コルビュジエがここに滞在している間、午前中は毎日海水浴をしていたそうです。
まさにこの海で彼が泳いでいたと思うと感慨深いです。
このビーチは石が多く、さまざまな形や模様の石がごろごろしています。
彼は自然がつくるこれ らの形からも、インスピレーションを受けていたのではないかと想像します。

ビーチの石
休暇小屋の見学を終えて休憩していると、先ほどの休暇小屋の場所を教えてくれた男性がいます。
私を見つけると「どうだった?」と声をかけてきてくれました。
建物を見れて満足したと言うと、うれしそうな顔をしていましたが、
でも、やはりあんな小屋を見に来る私を不思議に思っているのだろうと思います。

休暇小屋から近いビーチ。コルビュジエもここで海水浴を楽しんでしたのだろう
◎もっとコルビュジエを知りたい人にオススメの一冊
『ル・コルビュジエ―建築・家具・人間・旅の全記録』
(エクスナレッジ 刊)
◎コルビュジエの作品をどっぷり楽しみたい人にオススメの一冊(洋書)
『Le Corbusier, Architect of Books』
(Lars Mueller Publishers 刊)
【3日目】 休暇小屋(カップマルタン)
Address : Sentier Massolin, 06190 Roquebrune-Cap-Martin, France
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休暇小屋を見るため、朝8時に海へと向かいました。山頂にあるホテルから海へと石段をずっと下りていくと海沿いに「プロムナード ル・コルビュジェ」という道があります。これに沿って歩いていけば、休暇小屋にたどり着きます。

「プロムナード ル・コルビュジェ」の看板。この道はRoquebrune-Cap Martin駅前からはじまっている
プロムナード ル・コルビュジェから休暇小屋を見下ろしたところ

休暇小屋外観
ただし、休暇小屋に着いたとしても「ここが休暇小屋」というサインはないため、通り過ぎてしまわないよ う、Roquebrune-Cap Martin駅を背にして右下にある建物を注意して歩きましょう。
(私は気づかず通り過ぎてしまいました)
休暇小屋がわからずに道に迷っていると、海水浴に行く途中の男性が「コルビュジエの小屋ならあそこだよ」と親切に教えてくれました。 さらに「世界中のたくさんの人が見に行くけれど、あれのどこがいいの? 小さくてみずぼらしい小 屋じゃないか」と彼から質問されてしまいました。
休暇小屋は「プロムナード ル・コルビュジェ」から海側に少し入ったところにある8畳程度の小さな小屋です。外観には、これまでコルビュジェが建ててきた建築物のような人の目を釘付けにする造形や色彩はありません。
コルビュジエが設計した「人間が生活できる最小の家」は、 建築を通して人間の生活を考え続けた彼の実験的な建築物です。
休暇に訪れたコルビュジェ夫妻にとって、この空間はみずぼらしいとは逆で、 お互いを見つめることができる豊かな時間だったと、私は想像するのです。
今回の旅行では時間が合わず、残念ながら建物内の見学はできませんでしたが、週2回のガイド・ツアーに参加すれば 建物の中に入って見学ができます。
2007年に森美術館で開催された「ル・コルビュジエ展」で、休暇小屋の内部が再現されていたのを思い出し、私はそれを手がかりに内部を想像しながら、しばらく滞在しました。
小屋が建っている位置からは、南国らしい植物越しに地中海の海が見えます。

休憩小屋よりさらに小さな仕事場
休暇小屋の近くには仮設倉庫のような建物もあります。
旅行後に知ったのですが、これはコルビュジエが夏に利用する仕事場なのだそうです。
こちらは休憩小屋よりさらに小さくて、4畳もないのではないでしょうか。

休暇小屋の窓から見えるであろう景色。コルビュジエもこの景色を眺めて過ごしていたのだろうか
小屋を後にして、近くのビーチへ行きました。
コルビュジエがここに滞在している間、午前中は毎日海水浴をしていたそうです。
まさにこの海で彼が泳いでいたと思うと感慨深いです。
このビーチは石が多く、さまざまな形や模様の石がごろごろしています。
彼は自然がつくるこれ らの形からも、インスピレーションを受けていたのではないかと想像します。

ビーチの石
休暇小屋の見学を終えて休憩していると、先ほどの休暇小屋の場所を教えてくれた男性がいます。
私を見つけると「どうだった?」と声をかけてきてくれました。
建物を見れて満足したと言うと、うれしそうな顔をしていましたが、
でも、やはりあんな小屋を見に来る私を不思議に思っているのだろうと思います。

休暇小屋から近いビーチ。コルビュジエもここで海水浴を楽しんでしたのだろう
◎もっとコルビュジエを知りたい人にオススメの一冊
『ル・コルビュジエ―建築・家具・人間・旅の全記録』
(エクスナレッジ 刊)
◎コルビュジエの作品をどっぷり楽しみたい人にオススメの一冊(洋書)
『Le Corbusier, Architect of Books』
(Lars Mueller Publishers 刊)

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