2010年7月28日、アライアンス・ポートが主催するSalon de APにて、 ハンズオン「手書き文字でOpenTypeフォントをつくろう!」を開催しました。この ハンズオンでは、簡単に手書き文字からOpenTypeフォントを作成するウェブサービス「YourFonts」を使用して、参加者それぞれが手書きフォントを作成しました。
自分のPCで使えるフォントを自作してみたい!
ハンズオンの進行は、デザイナー小川裕子が担当しました。もともとこのハンズオンは、 自分の手書き文字で手紙が送れるpilotのキャンペーンサイトからヒントを得ましたが、このサービス上で作成したフォントデータは残念ながら保存できません。やっぱりフォントを作ったら自分のデスクトップ上でも使いたいということで、YourFontsを使ってOpenTypeフォントを作ってみよう!ということになりました。
今回は、アルファベットと数字を制作。当日の参加者は、社外のグラフィックデザイナーを中心に、社内のエンジニアやマネージャーも自作フォントの制作にチャレンジしました。
フォント作る
まずYourfontsからダウンロードしたPDFテンプレートを印刷し、アルファベット、数字を書き込みます。

各アルファベット、数字用の枠の中を埋めていきます。

仕上がったら、テンプレートをスキャンして、gif、jpgなどの形式でYourFontsのオンラインフォームからアップロードします。
自作フォントが完成
アップロードしたテンプレートが無事読み込まれれば、フォントデータが完成します。下がプレビュー画面。自分の手書きフォントが表示されます。

参加者が当日作成したフォントをご紹介。
参加者の一人、エンジニア ピーター制作のフォント。

講師の小川が自作のOpenTypeフォントを使ってレイアウトしたもの。

フォントを自作してみて
今回の講師を務めたデザイナーの小川に感想を聞いてました。
「一番の関心は自分で試してみたい!だったのですが、どうせやるなら皆でやりたいという動機で今回のハンズオンを企画しました。昨今便利なツールの登場により、これまで専門性が必要だったことが、自分でできてしまうということが増えてきたように思います。音楽などもそうではないでしょうか。ただし、つくれるけれど、素人と専門性を持つ方々がつくるものの意味は大きく異なることは注意しなければいけません。
今回は普段の仕事で使っているフォントが、どのようにつくられているかということをひととおり体験することで、普段使っているフォントへの意識や理解が少しでも広がったのではないでしょうか。
ちなみに弊社のピーター(フランス人)が子供の頃にやった文字の練習みたいだといっていました。cap height, x-height, ascender, descender, baseline などアルファベットの文字の構造を知らないと文字を組んだときに不揃いになったり、大きさのバランスがおかしくなったりきれいに見えません。実際にそれを目で体験して学んでいけるのも良かったです。そして何よりも一番楽しいのが、自分でつくったフォントで文字を組むことです」

2010年 08月 23日 → 1:07 pm @ 山田千晴
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